InstagramのリールにTikTok、YouTubeショート。いまSNSの伸びしろは縦型ショート動画に集中していて、運用代行の現場でも「動画も対応できる人」への依頼が増え続けています。
「動画編集なんてやったことがない」という人ほど読んでほしいのがこの記事です。実はショート動画の大半は、スマホ1台と無料アプリだけで作れます。凝った編集技術より大切なのは、型を知っていることです。
なぜ動画対応で単価が上がるのか
静止画投稿のみの運用と、リール込みの運用では、相場に明確な差があります。
業務範囲 | 月額の目安 |
|---|---|
静止画投稿のみ(月8〜12本) | 2〜5万円 |
静止画+リール月4本 | 5〜10万円 |
リール中心+企画・分析込み | 10万円〜 |
理由はシンプルで、リールは新規リーチを取る主戦場なのに、対応できる人がまだ少ないから。「静止画+月4本のリール」を提案できるだけで、案件の幅と単価が一段変わります。
バズる型は決まっている
ショート動画には、業種を問わず使える鉄板の構成があります。
冒頭1秒のフック→本編(15〜30秒)→締めの一言
・フック:「知らないと損する◯◯」「◯◯な人だけ見て」など、スクロールの指を止める1行をテキストで大きく出す
・本編:1動画1メッセージ。詰め込まない。テキストを載せて無音でも伝わるように
・締め:「保存して見返してね」「他の投稿も見る」で保存・プロフィール遷移を促す
まずはこの型に流し込むだけでOK。オリジナリティは10本作ってからで十分です。
スマホだけで作る基本手順(CapCut編)
無料アプリの定番はCapCut(キャップカット)。初回は1本60〜90分、慣れれば30分で作れるようになります。
1. 素材を縦で撮る
スマホを縦のまま、明るい場所で撮影。手ブレが気になるときは、スマホを何かに立てかけるだけでも十分安定します。商品なら手元のアップ、店舗なら入店から商品までの流れなど、10〜15秒のカットを3〜5個撮ります。
2. カットをつなぐ
CapCutに取り込んで、いらない部分を削除し、テンポよく並べます。1カット2〜4秒が目安。「間」は思い切って詰めるほうがショート動画らしくなります。
3. テキストとフックを載せる
冒頭のフック文を画面中央に大きく、本編には要点のテロップを。8割の人が音声オフで見るので、テキストだけで意味が通ることを確認します。
4. 音源を選ぶ
アプリ内で提供されている流行音源から選択。商用アカウントでの音源利用ルール(ビジネスアカウントは商用ライブラリの音源を使う)だけは必ず守ります。
5. 書き出して投稿
1080×1920で書き出し、キャプションとハッシュタグを付けて投稿。投稿後は再生数だけでなく「保存数」と「プロフィールアクセス」を見るのが分析の第一歩です。
最初の1本は「自分の練習アカウント」で
いきなりクライアントの動画を作る必要はありません。おすすめの練習は、自分の得意分野(料理・収納・推し活なんでもOK)で上の型どおりに10本作ってみること。10本あれば、それがそのまま営業用のポートフォリオになります。
「リールのサンプルを3本作ってきました」と商談で見せたら、その場で月4本のリール制作が契約に追加されました。動画は見せられる実績がいちばん強いです。(SNS運用代行・2年目)
受注につなげる提案のしかた
既存クライアントには「まず月2本からリールを試しませんか?静止画の素材を活かして作れます」と小さく始める提案が通りやすいです。新規案件では、応募文に練習アカウントのURLを添えるだけで、「動画対応できる応募者」として一段上の土俵に立てます。
まとめ
ショート動画は、特別な機材も編集技術もなくても、型さえ知っていれば今日から作り始められます。フック→本編→締めの型で、まず自分の練習アカウントに10本。それが動画対応の実績となり、単価アップへの最短ルートになります。最初の1本、今週末に撮ってみませんか。